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プロデューサー
溝下 創(ラブハンドルズ) http://www.luvhandles.jp
僕が大森洋平と出逢ったのは2000年あたりだったろうか、大阪の小さいライブバーだった。
そこには楽屋がなく、物置きの隅でお互い本番を待っていた。
ほとんど会話はなく、彼なりの社交辞令だったのか電話番号だけ交換した。
それから約10年、当然電話が鳴ることは無かった。
しかし人の縁とは不思議な物で、2009年、大森洋平のマネージャーT氏からライブツアーのお誘いを受けた。
(大森洋平×ラブハンドルズ)
この共演を皮切に大森洋平との音楽制作は始まった。
2011年、3・11の大地震の後、僕たちは様々な議論をくりかえしつつレコーディング作業を進め、アルバム「Garden」は完成した。
あれから12年、20代から30代へ、思考や時代は変わるものだが、お互い変わらないものは音楽への情熱、むしろ大森洋平の”歌う”ことへの情熱は加速するばかりだ。
今では彼からの電話が鳴り止まない、そして僕たちの電話番号はあの頃と変わっていない・・・。
「Garden」に収録された9曲の制作秘話にも軽く触れてみたい。
M-6.唇、M-8.マニマニ、M-9.ふたり、はライブ感を重視して、いわゆる”一発録り”を 採用した。
しかしクリック無しのテイクなので、後のダビング作業に苦労したのを覚えている。
とくにM-6.唇、のシェイカーは後のダビングなので、演奏した佐々木 氏の 苦悩に歪むしゃくれ顔が忘れられない。
さらなる秘話としては、佐々木 氏がシェイカーを持参していなかったため、プラスチック製の醤油さしに米粒を入れた”お米シェイカー”でトライしてもらった。
ゲストミュージシャンとして、M-2.花、に山田 氏のメロディカ、M-3.G.A.P、に内倉 氏のオルガン&エフェクト、を招いてレーコーディングした。M-3.G.A.P、に関しては、内倉 氏が自宅で制作したトラックをそのまま採用している。
M-1.ガーデン、M-4.サーチライト、M-5.ためいき、M-7.満月のあとに、 は1人”完全引きこもり作業”で制作。
とくに印象深かったのは、M-1.ガーデン、歌入れ直前まで歌詞が完成しておらず、当日に大森 氏が反原発デモに参加した足でスタジオ入り、道中で残りの歌詞を完成させたらしく、歌入れも2テイクほどで終わっている生々しい音源だ。
大森洋平、デビュー15周年の記念すべく作品に参加できた運命に感謝!
2012年5月 溝下 創
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阿佐 亮介(横浜 club Lizard/ex.アンダーグラフ)
http://ameblo.jp/ryosuke-morning/
僕は基本、自分自身に気合いを入れないと歌詞を聴き取ることが出来ない。
昔からそうなのか、ギターという楽器を始めてそうなったのかは定かではないのですが。
大森洋平というアーティストと出会ったのはもう10年以上前。
声に言葉にやられた。
今回の「garden」でもそうだったのだけど、声が、言葉が、”聴く”というより直接”心に響いて”くるのです。
頭で考えるより先に目頭が熱くなり、時に血がたぎる。音楽を好きになった初期衝動と全く同じ感覚を、洋平さんのウタに感じることが出来た。
今では便利な世の中になりTwitterで絡ませていただくことがありますが、
僕にとって大森洋平はいつでも憧れの”唄い人”なのです。
「garden」この9曲にいろんな形の洋平さんからアイが含まれてると思ってます。
間違いなく聴いていただきたい1枚です。
横浜 club Lizard 阿佐 亮介(ex.アンダーグラフ)
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伊藤サチコ http://ito-sachiko.com/
この先も忘れられないだろうけど、
丁度このアルバムのマスタリングが終わった日に洋平君に会ったよね。
たまたま共通の友人が私と一緒にいて、近所だし帰り道に遊びに来てくれたんだよね!
あの時、もの凄く熱い決意を含んだ充実感たっぷりの笑顔で、
「とにかくガーデンだけでもいいから今聴いてくれ!」
って、出来立てほやほやを聴かせてくれました。
・・・凄く感動的な時間だったなぁ。
本当に歌う事が使命で生まれて来てるんだろうなぁこの人は。って思いました。
誰に対しても、何に大しても、いつでも全力投球です。
想いを伝えるだけではなく、「お前はどうなんだ?」と至近距離で直視される言葉に、
逃げることが出来ない人は沢山いるはずです。
でも、そんな言葉に真っ正面から向き合う力を、
楽器が奏でる音は意識せず勝手に与えてくれます。
音楽はエネルギーをくれます。(ありがとう)
なので何も考えず身体の力を抜いて、ただ数十分、素直に向き合って欲しい作品です。
伊藤サチコ
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イマヤス(スキップカウズ) http://ccr.ne.jp/skipcows
熱い男が熱い想いのたけをこめて歌う…
単純に言えばそれだけなのに洋平の歌はそーならないのである。
時々ぐさぐさと刺さる言葉が俺の心の中に勝手に土足で入り込み、
何だか強引に俺は土足を歓迎してしまうのだ。
嬉しくなって一緒に歌ってしまったりして…
こんな歌を歌うヤツは非常に少ない
世の中に土足が増えようとも安全無害が増えようとも…
大森はいつでも土足の男。
俺の大好きな土足の男。
変われない男はいつだって素敵だ。
変わらないって知っててあえて言う…変わるなよ!!
スキップカウズ イマヤス
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サクマツトム(ハックルベリーフィン) http://www.huckle-f.com/
大森くんと出会ってから、かれこれ10年ぐらい経つのかな。
僕らもだいぶ、歳くったけど今でもこうして歌っているなんて
ある意味幸せなことだよね。
色々なしがらみの中で歌ってた当時よりも
純粋に音楽を楽しめるようになった、そんな気がするよ。
新しく届いた大森くんのアルバムにはそんな吹っ切れたような、何か潔さを感じたんだ。
いまこそこの、溢れんばかりの思いが詰まったアルバムを、
是非多くの人に聴いて欲しいとそう思いました。
またライブ一緒にやりたいね~
サクマツトム(ハックルベリーフィン)
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篠原 美也子 http://www.room493.com
わかって欲しいと体中で叫びながら、言葉になるのは「わかってたまるか」。
何を着ても似合うのに何を着ても着心地が悪そうで、何か言われれば言われた逆方向へ迷いなく突っ込む。甘えてくるので撫でてやろうとしたら爪を立てて逃げて行くなつかない猫。
私の知ってる大森洋平はそんなヤツで、でも、自分で自分をややこしくして自爆しては拗ねるネガティヴの自給自足っぷりが、私自身も存分に身に覚えありで何やら放っておけず、音楽以外に出来ることと言えばたくさんお酒を飲むこと、という共通の特技があったこともあり、気が付けば10年を越える付き合いとなった。
なつかない猫は、いつまでたっても本質的にはなつかない猫なんだけど、世界中に背を向けるみたいに闇を探して歌ってたろくでなしの洋平ちゃんが、あたしは今でも好きよ。その日々を経て、あたらしい朝を歌うことの意味を、私は私だけの感慨で、いま受けとめている。あなたの庭に咲く花は、決して絶望の花だけではない。その言葉を長年誰よりも必要として来たのはあなた自身だった。たやすくはなかった道の果てに自力でたどり着いたその重くてたやすい言葉に、心から祝福を贈りたい。
新しいアルバムの完成、ホントにおめでと。きっとたくさんのひとが褒めてくれることでしょう。だから、私からはひとつだけ。どんな時代になろうと、時代になつかない、ろくでなしの唄うたいでいてね。そこが生命線、きっと、お互いに(笑)。
2012年 初夏 篠原美也子
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田中 美里 http://ameblo.jp/tanaka-misato/
同郷で、デビューの時期も一緒。
学生の頃から聴いていた洋ちゃんの曲たち。
今も芝居の前は必ず聴いて心を落ち着かせる…
『大人になんかなりたくない…』と白黒つけたくて反発してた10代から20代前半。
今、Gardenを聴いてると大人になった洋ちゃんもいいなぁと思う。何色にも重なる優しさと強さ。
今という時間をもがいて生きて、おじいちゃんになってもカッコいい唄うたいである事を、確信したよ。
田中美里
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野崎 真助 http://www.masuke.net/top.htm
弱さを隠すことをやめた男は、確かに強さを手に入れていた。
「しっとり」という言い方とは明らかに違う湿度の高い声が、
絶妙に押し付けがましい熱気とともに向かってきた。
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野辺 剛正 http://ameblo.jp/nobetsey/
それぞれの心に、それぞれの庭を築き。
その庭に、それぞれの花を咲かせたい想いがあって。
僕ら歌うたいは歌を唄っているのかもしれないね。
誰かが気づいてくれたなら。
やっぱり笑顔になれるような花を咲かせたい。
夢や希望や勇気、愛や情熱なんかが。
たっくさんつまった花粉をミツバチが運んでくれたらいいな。
種を風が運んでくれたらいいな。
あなたの心の奥の方まで。
大森洋平の新作『garden』を聴いて。
大切に想っていることに改めて気づき、これからも築いていこうと思いました。
どうもありがとう!
野辺 剛正(シンガー・ソングライター)
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nonchamp http://blog.livedoor.jp/nonchamp/
生まれ故郷に帰る道中、
ガーデンを聞きながら
ハンドルを握ってみた。
高速道路は無機質でも、
車の中に風が吹く。
風のない場所に風が吹く。
小生意気な目で歌う姿は
乱暴な雨みたいで、
いいよね。
きっと、
まだまだ洋平には飽きそうもないよ。
まいったなぁ。
nonchamp
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hiro(te’) http://tee.daa.jp/
先日、久しぶりに地元金沢で彼の歌声を生で聞きました。
いい意味で昔と変わらず響いて来ました。時を戻してくれた。
そこに居た全員同じ気持ちだったと思います。
その後、この作品を聴かさせて頂きました。
裸より裸で、太い骨や激しく脈打つ心臓まで透けて見えるのではないかというくらい自分をさらけ出し、剃刀の様な鋭い感情の歌で聴いた人の心に声や言葉を埋め込んでくる。
あとは身を任せるだけ。いい作品。
時を進めてくれた。時間という概念を忘れさせてくれた。
兎に角、嬉しかった。
hiro(te’)
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堀下さゆり http://www.lilylife.net/
こないだ相馬市でライブする前に、警戒区域を解除されたばかりの
南相馬市の小高区を見に行くと言った洋平さん。
ライブ前に見に行くって…とても大きな決断だったと思う。
重い重いこの福島の現実の、ありのままを受け止めようとしてくれてるんだ。
その真っ直ぐな気持ちが嬉しかった。
正直にさらけ出して、真っ正面から悩んで、怒って、もがき、でも愛を叫んでる。
そんな歌とギターが響いて。
たとえ絶望の花だとしても。
咲いた庭には、あたらしい朝が来るんだね、洋平さん。
わたしもそう信じます。
gardenを聴いて、そう思えたこと。
堀下さゆり
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山口 洋(HEATWAVE) http://no-regrets.jp/heatwave
未来を創ると云うことは、既にある道を歩んでいくことではなく、
道そのものを自分で切り拓いていくことだ。
そんな決意が洋平の歌には滲んでいる。
HEATWAVE 山口 洋
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渡辺 圭一(HEATWAVE) http://d.hatena.ne.jp/tamaken2009/
今の時代、自分を持つことがいかに難しいことか。
どこを見てもこの先どうなることかと不安だったり。
でも、ふと見渡すとまだまだいくらでも堪えぬける力がある事に気づく。
人という本質を深く知れば知るほど希望がもてる。
洋平の歌は、そんな日々に寄り添い、
その庭に咲く花弁からはどこか清々しい種が放たれている。
渡辺 圭一
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